「テレアポが苦痛で転職したいけど、どんな業種を選べばいいのか…」このように迷っていませんか?
テレアポが苦痛と感じた原因は【成績が悪い、怒られたくない、罪悪感を感じる、ノルマが辛い】など人それぞれです。転職先の企業選びは、上記の原因となった事象が起こらないような転職先を選ぶことが重要です。
今回は【テレアポが辛い人におすすめの転職先】を、詳しく解説しながら紹介しています。
この記事を読むことで、転職後に後悔しない確率がアップします。
紹介する転職先はどれもテレアポから転職しやすい業種なので、ぜひ参考にしてください。
テレアポが辛い人におすすめの転職先
反響型営業
反響型営業はインターネットや折り込みチラシを介して問合せがあった顧客にだけ営業するスタイルで、テレアポからの転職先におすすめな業種です。
反響型営業は相手が興味を持っているのが前提のため、一方的にこちらから電話をかけて営業するテレアポとは違って毛嫌いされることがなく、仕事上のストレスを軽減できます。
反響型営業の例
- 不動産販売
- 業務支援システムやツールの販売
- リフォームサービス
- 人材コーディネーター
- 引越サービス
- 警備サービス
電話でのコミュニケーションを主体とした反響型営業の場合は、テレアポで培った営業スキルを存分に活かすことも可能です。
ただし反響型営業にもノルマを設定されているケースは多々あり、テレアポと同じくノルマに悩まされることはありえるので、その点は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
反響型営業はテレアポの押し売り的な部分が嫌になった人の転職先に向いています。
ルートセールス
ルートセールスは既に取引がある相手に訪問する営業スタイルで、テレアポが嫌になった人におすすめの業種です。
既存顧客を訪問するため、テレアポのような新規営業をしなくていいからです。毎日いろいろな会社や個人宅に営業の電話をし、そのたびにストレスや辛さを感じるなんてことはありません。
ルートセールスの例
- 飲食店や学校に食品を配送
- 居酒屋に酒類を配送
- 一般家庭や事業所に置き薬の販売・補充
- 病院に医療機器の販売
- ハウスメーカーや工務店にエクステリア商品(フェンス、門扉など)を提案
- 会社や店舗に訪問してマットの交換
- 小売店や自動販売機に飲料の提案・陳列・売場づくり
顔と顔を合わせて話すことができるので、誠実に顧客と向き合えば相手が何を求めているのか分かるようになり、仕事の成果にも繋がります。
テレアポの新規営業が辛くなった場合は、既存顧客を対象に営業活動をおこなうルートセールスがお勧めです。
カウンターセールス(内勤営業)
カウンターセールスは来店した客に対して商品の販売やサービスを提供する営業スタイルで、テレアポが嫌になった人におすすめの業種です。
新規客にガンガン荷電してアポを獲得するテレアポとは異なり、カウンターセールスは購買意欲を持ったお客が自ら来店してくるため、アポイントを取得する必要がありません。
また、お客から言われた要望や予算にそう商品やサービスを提案するため、無理な営業をしなくて済みます。
カウンターセールスの例
- 賃貸不動産屋
- 旅行代理店
- 来店型保健ショップ
- 車のディーラー
テレアポは「結構です」「間に合ってます」と断りを受けることが大半ですが、カウンターセールスは「ありがとう」と感謝されることが多いのも魅力です。
テレアポで荷電することに罪悪感を感じた人や、お客から直接感謝される仕事をしたい人はカウンターセールスがおすすめです。
フロント業務(受付事務)
フロント業務は来訪者の対応をする仕事で、テレアポが嫌になった人におすすめの業種です。
フロント業務はお客をもてなすことを目的とした接客業なので、物やサービスを売る場面はありません。
常に「企業の顔」として受付に立ち、さまざまな質問や問い合わせを受けるプレッシャーはありますが、営業活動の辛さとは無縁です。
フロント業務(受付事務)の例
- 企業の受付窓口
- ホテルのフロント
- 病院の受付
- 歯科医院の受付
- フィットネスジムの受付
- 教習所の受付
- 高級マンションの受付
身だしなみ・言葉遣い・ビジネスマナーがしっかりしている人は、フロント業務への転職はおすすめです。
工場
工場の仕事は、人と話すことに疲れてしまった人におすすめの職業です。
ベルトコンベアーで流れてくる整品や部品を、複数人で加工・検品・梱包などをおこなうライン作業、倉庫内に保管された商品から指示書に記載されたものを集めるピッキングなどが代表的な仕事内容。
作業中は基本的に人と話すことはないので、1日中しゃべり続けるテレアポとは真逆の仕事です。
ただ、製造ラインの管理などの仕事を任された場合は、さまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。とはいえテレアポと比べると、圧倒的に人と話す機会は少ない環境です。
工場の仕事はお客と関わることがないため、対人ストレスが非常に少ないのが魅力。テレアポで人と話すことが苦痛になってしまった人にはおすすめです。
ライター
ライターは人と話すことに疲れてしまった人におすすめの職業です。
書籍や雑誌、フリーペーパー、Webメディアなどに掲載する記事を書きます。クリエイティブ系の仕事であり、THE営業のテレアポとは正反対の仕事です。
ただ、依頼された企画内容にそった記事を書く必要があるため、クライアントとコミュニケーションを取る場面もあります。ビジネスチャット、スカイプ、電話、対面など、やり取りはさまざまです。
ビジネスチャット主体でやり取りするライター職の場合は、ほぼお客と話すことはないでしょう。
ライターは特別なスキルを必要としない、敷居の低いクリエイティブ系の仕事です。テレアポの営業が苦痛になった人には、ライターへの転職はおすすめです。
受電のコールセンター
受電のコールセンターはテレアポより精神的苦痛が少なく、かつテレアポでの経験を活かせるおすすめの転職先です。
商品やサービスに関する問い合わせの電話に対応する作業のため、営業電話をかける緊張感や罪悪感、ノルマなどに苦しめられることはありません。
また、テレアポとは【マニュアルに沿った電話対応】という点で共通しているため、テレアポで培った電話のコミュニケーション力が役に立ちます。
ただ、カスタマーサービス(お客様対応窓口)などは商品やサービス利用者からのクレーム対応が多いので要注意です。人によっては、テレアポより精神的苦痛を感じることでしょう。
クレーム対応に抵抗がある人は、商品やサービス・仕事内容をしっかり確認し、クレームの少なそうな仕事を選ぶ必要があります。
テレアポから受電のコールセンターへの転職はおすすめです。職場によってはストレス大幅に軽減できるうえ、テレアポでの経験が武器になります。
まとめ:テレアポからの転職する際のポイント
テレアポを辞めたくなる理由として、成績が悪い、怒られたくない、罪悪感を感じる、ノルマが辛いなどさまざまです。
自分の辞めたくなった理由を解消または改善できる職業に転職することが大事です。
また、なかには「辞めたいけどまだ頑張らなきゃ」という思いの人もいると思います。
しかしテレアポには向き不向きがあります。辛くてたまらないのであれば、転職することをおすすめします。もっとあなたに合った仕事があるはずです。
まだ転職するかどうか考え中の人も、まずは転職サイトに登録して求人をいろいろ見ておくといいでしょう。
そして「ここに転職したい!」という企業があれば、応募するといったスタンスでOKです。
もし内定をもらったら現在働いている会社に退職届を出して、1~3カ月後に転職と言った流れに持っていきましょう。