自分はテレアポに向いているのか、向いていないのか、ちゃんと確認したいと思っていませんか？
テレアポは誰でもできる簡単な仕事ではなく、向き不向きによって成果や勤続期間が大きく変わります。
この記事では『テレアポに向いている人・向いていない人の特徴』を具体的に解説しています。
読者のメリット
- 自分のテレアポに向いている部分、向いていない部分が具体的にわかる
- テレアポを「するか(続けるか)」「辞めるか」の判断材料になる
現在テレアポをおこなっていて悩みを抱えている人、これからテレアポを始めようか検討している人は必見です。ぜひ参考にしてください。
テレアポ向いている人の特徴
怒られても気にしない
メンタルが強く怒られても気にしない人はテレアポに向いています。
テレアポは電話相手に怒られるのが日常茶飯事です。テレアポは1日に何十件何百件と架電をおこない、「忙しい時に掛けてくるな！」や「迷惑だから二度と掛けてくるな！」と怒鳴られることも珍しくありません。
そのため、怒られても気にしない人はそれだけで有利です。気分が沈んで荷電数が減ったり声のトーンが暗くなったりしないので、成果を出しやいです。精神的なストレスも感じにくいので、仕事も長続きします。
気持ちの切り替えが早い
嫌なことを引きずらず、気持ちをすぐ切り替えられる人はテレアポに向いてます。
電話相手にとってテレアポはそもそも鬱陶しいものです。嫌なあつかいを受けるのは当たり前で、「次こそアポを取るぞ！」と前向きに思える人でないと難しいです。
怒られる度にいちいち引きずってしまうと仕事にならず、テレアポ自体が嫌になってしまいます。「気持ちの切り替えも仕事！」とポジティブに考えられる人がテレアポに向いています。
忍耐力がある
テレアポは忍耐力が必要です。
1日に何十件何百件と電話をかけ続け、つながってもすぐ切られるのがほとんどなので、忍耐力がなければ続きません。さらに同じトークを話しつづける単純さ、見えない相手に声だけで伝える難しさ、これらにも忍耐力が求められます。
忍耐力がない人がテレアポの仕事をすると、すぐに辞めるのは火を見るより明らかです。私が働いていた職場でも、1カ月ももたずに辞める人は結構いました。
テレアポにとって忍耐力は非常にキーとなる能力です。他の人より忍耐力がある人は、仮に成長が遅いとしても最終的には活躍できる傾向にあります。
実際に忍耐力を武器に出世した人を見ことがあります。その人は成長が遅くずっと微妙な成績でしたが、忍耐力だけは人一倍あり、数年後にはエースとして活躍していました。
言語コミュニケーション能力が高い
「伝える」「聴く」の言語コミュニケーション能力が高い人は、テレアポに向いています。
テレアポは相手の表情が見えません。アポを獲得するには、言葉だけで伝えたいことを理解してもらい、聞きたいことを話してもらう必要があります。
一方的にこちらが伝えたいことだけ話すのはNGです。声色から相手の気持ちを察したり、本音を聞きだしたり、聞き出した情報から相手に刺さる情報をピックアップしたりと、相手のことをしっかり考えることが重要です。
言語コミュニケーション能力の高さはテレアポの成果に直結します。言語コミュニケーション能力に自信がある人は、テレアポを天職にもできるでしょう。
端的に話せる
端的に話せる人はテレアポに向いています。
端的に話すことには、【伝えたいことが相手に伝わる】【相手にストレスを与えない 】【時間の短縮になる】というメリットがあり、 アポを獲得しやすいからです。
端的な話し方のポイント
- 結論から伝える
- 聞かれたことにシンプルに答える
- 情報を盛り込みすぎない
- 簡潔な言い回しを使う
仮に要点を押さえないダラダラした話し方や、回りくどい話し方だと、伝わらないどころか相手に不快感を与えてしまいます。相手に嫌われてしまったらそこでゲームオーバーです。
テレアポは言葉だけで相手とコミュニケーションを取るので、端的な話し方がとくに重要な仕事。端的に話せる人はテレアポで成果を出しやすいです。
テレアポ向いていない人の特徴
繊細で傷つきやすい
ひといちばい繊細で傷つきやすい人は、テレアポに向きません。
テレアポは営業電話なので、相手に迷惑がられたり嫌なことを言われたりします。上司から圧力を掛けられたりするのも日常茶飯事です。そのため繊細な人は毎回傷ついてしまい、テレアポの仕事がしんどくなってしまいます。
自己肯定感がどんどん下がって本来の力を発揮できなくなり、仕事のパフォーマンスも低下します。
繊細で傷つきやすい人にとって、テレアポの仕事はすこぶる相性が悪いです。
申し訳ない気持ちが強い
そもそもテレアポ行為に申し訳なさを強く感じる人は、テレアポに向きません。
「いきなり電話して迷惑だろうな」「さっさと電話を切りたいんだろうな」と、営業電話をしたことに申し訳ない感情をいだいてしまう。こういう引け目を感じていては荷電するのが苦痛になるでしょう。
さらにクレームが入ろうものなら、申し訳なさでいっぱいになるはずです。
テレアポの最中に「申し訳ない！」と強く感じる人は、罪悪感がどんどん大きくなってテレアポを続けられません。
テレアポ行為に対する引け目は、●押し売りしない●誇張しない●感謝の気持ちを持つ ことを徹底すると、すこし楽になります。
コミュニケーションが苦手
人とコミュニケーションを取るのが苦手な人は、テレアポに向きません。
コミュニケーションがうまく取れないとアポを取れないからです。
コミュニケーションが苦手な人の特徴
- 話を聞かない
- 話をさえぎる
- 相手の意見や考えを否定する
- 相槌を打たない
- 声をかぶせる
- 受け答えができない
■ダメな例①(商材：広告)
相手「今は広告を考えていません。」
アポインター「弊社の広告は他とは違って～」
上記の例は、相手の話をまったく聞いていません。
■ダメな例②(商材：広告)
相手「費用はどれくらいですか？」
アポインター「大事なのは費用対効果ですよね？弊社の広告の費用対効果は～」
上記の例は、質問の答えになっていません。
本人はできているつもりでも、実際はできていないことも往々としてあります。テレアポで成果が出ていない人は今一度、自分のコミュニケーションに問題がないか確認するのがいいでしょう。
コミュニケーションはテレアポに必須なスキルであり、コミュニケーションが苦手な人はテレアポに不向きです。しかしコミュニケーション能力は向上できるので、努力次第ではテレアポで成果を出すことも可能です。
短気な性格
感情的になりやすい短気な人には、テレアポの仕事は向いていません。
相手に軽くあしらわれたり嫌味を言われたりしたからといってイライラしてしまうと、それが電話越しでも相手に伝わります。
エスカレートすると売り言葉に買い言葉のような状態になり、最悪クレームにも繋がりかねません。
短気な人の特徴
- 相手が話しているのに強引に電話をきる
- 相手を論破しようとする
- 相手を小馬鹿にしたもの言いをする
- 電話をガチャンと音をたてて切る
短気な人はクレームを受けやすいうえ、本来ならアポにできる案件を台なしにしている傾向があります。また、テレアポの仕事はイラっとする場面が多いため、すぐ怒ってしまう短気な人には困難です。
まとめ：テレアポの成果は向き不向きに大きく左右する
テレアポの成果は、向き不向きに大きく左右します。
テレアポは精神的にもかなりダメージを受けやすく、想像以上にきつい仕事です。断られたり怒られたりすると、一歩引いてしまうのも無理もないです。
しかし事あるごとに落ち込んだりイライラしたりしては、成果を上げることはできません。
打たれ強く切りかえが早い人、端的に話せて円滑なコミュニ―ションをとれる人などがテレアポに向いています。